働き方改革法案が施行されて1ヶ月、
今回は5月4日に放送された「世界一受けたい授業」で紹介された様々な業種の働き方改革の具体例をまとめました。
これから起業したい方
既に何らかの取り組みはしているが、もっといい方法はないの?
と思っている事業主さん向けの記事です。
働き方改革の具体例
働き方改革施行の中で各社の取り組みは様々ですが、この取り組みで会社もしくは社員が不利益を被るのでは意味がなく、双方にとって利益のある取り組みにしなければならないと思います。
医療システム会社
サバティカル制度を導入し社員に特別休暇を与えるという取り組みを行なっています。
メモ
サバティカル制度とは...
欧米諸国で進んでいる長期期間の勤続者に与えられる長期休暇制度
この会社では勤続10年の社員に最大6ヶ月の特別休暇を与え、その間の給与は基本給の3割を支給するということです。
休暇を与えられた社員は留学や副業、旅行など自分の自由に使える時間が増えるというメリットがあります。
また社員自らが取得した休暇ではなく、会社から与えられた休暇のため社員も気兼ねなく休むことができます。
社員も在籍10年という目標に向かって頑張っていけるし、育てた社員の流出も防ぐことができることでしょう。
システム開発会社
オフィスへの出社をなくしテレワークで仕事をするという取り組みです。
各社員が家にいながらパソコン専用アプリを使用して、他の社員とコミュニケーションとりながら会社と変わらない環境の中で仕事ができます。
テレビ電話やテレビ会議みたいなものです。
各家庭にパソコンとインターネット環境があれば可能ですし、社員が出社することもありませんのでオフィスなども必要なくので経費削減にも繋がります。
各社員が直接会うのは年に数回、飲み会もリモートでやっているとのことでしたが、そこまでリモートにこだわらなくても...とは思います。
このテレワークを取り入れた取り組みで、この会社は増収で赤字なしとのことですので会社、社員とも大きなメリットがありますね。
O市議会
これはある市議会の取り組みですが、議会の質問に対する事前の回答作成をなくすことで、市職員の残業を減らすというものです。
結果、残業が大幅減少となったそうです。
そのほか、昇進には官公庁特有の年功序列制度から「どれだけ頑張って仕事をしたか」という成果制度に変えたそうです。
漫画家
漫画家といえば、納期に間にあわせるため不眠不休の日々を送っている印象がありますよね。
でもこの漫画家は、アシスタントの勤務をタイムカード管理し残業を減らし、週4日の勤務で年間160日の休日を与えています。
作業はというと、漫画家自身は基本的な部分であるストーリー作りや下書きをやって、背景や色付けなどを外注化するというものです。
各アシスタントは自分の時間が増えてスキルアップ可能となったとのことです。
外注化することであらたな雇用を創出する効果も期待されますね。
旅館
近年、仲居さんの減少や高齢化などの問題で仲居制度をなくしたとのことです。
仲居制度をなくして、料理だしなどの接客を減らし、またお客さんの食事スペースを1箇所にまとめる。
そんな取り組みで売り上げアップを実現しました。
まとめ
働き方改革は企業にとっては非常に手痛いものだと思います。
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しかし、アイデア次第では企業、社員双方にとって利益のある取り組みにするにすることができるので、こういった具体例を参考にするべきです。