こんにちはマー坊です。
ミニバス審判をされているみなさん!頑張って審判していますか?
2019.4月からミニバスの一部ルールが変更されましたね。
初心者の審判にとってルール変更と聞くと、既存ルールもままならない中であらたな知識を頭に入れないといけないということで少々億劫になりがちです。
しかし、今回の改正はそれほど難しいものでもなく、初心者審判の方は前半部分の理解をしておけばOKかと思います。
(後半はどちらかというと指導者向け記事ですが知っておくと損はありません)
なるべくわかりやすくするため大きな変更点のみを解説しているので、しっかりと頭の中に入れておいてください。
細かな変更は、ルールブックを参照して勉強してください。
ショットクロックが30秒から24秒に変更、14秒というルールも!
これまでのミニバスルールではボール保持チームは30秒以内にショットをしなければなりませんでした。
これに違反するとヴァイオレーションとなり、相手ボールのスローインとなります。
この30秒という時間が24秒にルール変更されるというものです。
ショットクロックを14秒にリセットする時
ただし、ショットしたボールがリングにあたってそのボールをオフェンスが取った(オフェンスリバウンドの)場合はショットクロックは14秒にリセットします。
ショットしたボールがリングにあたり、そのボールをディフェンス側が取った場合は24秒リセットに、オフェンス側が取った場合は14秒リセットになるので意識しておいてください。
変更の背景
このショットクロックのルール変更は、よりスピーデイーな試合を期待して行われたものです。
観ている観客や保護者にとっては、これまでより白熱した試合を見ることができるので面白いゲームになりそうです。
また、審判の方は一般のバスケットルールに近いような形になりましたので、別カテゴリで審判をする場合の時間的な感覚(24秒)の混乱も避けられそうです。
2019年度は移行期間として、導入できる大会から大会規程で定めて導入されます。
2020年度より完全実施となります。
1試合で取れるタイムアウトが4回になった。
これまでのミニバスのタイムアウト回数は前後半1回ずつの計2回、今回の変更では各クォーターに1回ずつの計4回取れるようになりました。
また、この変更に伴ってタイムアウトの時間も1分から45秒に変更されました(これは試合時間が伸びることを防ぐためのものです)。
審判の終了を告げる合図(笛)
これまでは50秒経過した時に笛を吹いていましたが、これからはは35秒で笛を吹きます。
タイムアウトから35 秒が経過したときにタイマーが合図器具を鳴らして審判に知らせますので、その時に審判は笛を鳴らして選手をコートに入るよう促してください。
変更の背景
選手に細かな指導をする機会を与えたいという考えです。
ただ時間も15秒と短縮されるので、指導者の方はより簡潔に的確な指導が求められますね。
2019年 4 月 1 日から実施となります。
選手数が8人でも試合が成立されます
登録された選手が10名未満のチームに対して、8名による試合成立を認められました。
但し、選手数が10名を超えるチームに対しては、これまで通りの規程です。
変更の背景
少子化の影響もあり、10人以上の選手を集めることが困難となっているチームへの配慮です。
確かに地域チームを見ていると選手数が少なく、出場できないといったチームも見受けられました。せっかく入ったチームで登録数を満たしておらず大会に出られなくなるのは非常に残念です。
2019 年 4 月 1 日から実施となります。
所属チームを選べるようになった。
これまでミニバスチームに所属する場合は、地元の学校単位や4校枠において選手登録が行われてきました。
つまり、別の学校単位で組織するチームや別の4校枠に所属することはできませんでした。
今後はこの学校単位や4校枠を超えて、チームに所属することが条件付きで可能となります。
条件
・所属チームの活動場所まで無理なく通えること
・安全確保は保護者が責任を持つこと
指導者が選ばれることとなるため、有能な監督のもとには大勢の子供達が所属するでしょうし、逆に人数が不足するチームは厳しい条件での活動を余儀無くされるという不安があります。
また、地域自体のレベルの底上げができなくなる恐れもでてくるでしょう。
2019 年 4 月 1 日から実施となります。
別チームへの移籍が可能となった
条件付きですが、現在の所属チームから別チームへの移籍が認められました。
条件
・転居
・人間関係などのトラブル
但し、上手くなりといった強化目的の移籍は不可能です。
どの時代にも人間関係などのトラブルがありますが、これによって活動することが困難となる状況が顕著になってきたということでしょうか。
そういったトラブルを乗り越えることも教育の一環だと感じたりもしますが、子供がやりたいといったバスケットをさせてあげたいという救済措置なのかもしれませんね。
2019 年 4 月 1 日から実施となります。
まとめ
今回の改正は、バスケットの強化や時代・社会環境に合わせたルール変更だと思います。
子供達がのびのびと楽しく上手くなるために、僕たち審判員もしっかりとルールを理解しその実施に務めていかないといけませんね。