今回は「個別塾の講師のバイトは頭が悪くてもできるのか」です。
割と時給もいいので大学生に人気のバイトでもありますよね。
もうすぐ新年度が始まり、個別塾の講師のバイトをやってみようかと考えている方、多いのでは?
しかし、やってみたいけど、
- 「頭が悪いけど可能なのか」
- 「Fラン大学でも可能なのか」
こういった悩みって、余程学歴に自信がない限りつきものですよね。
僕もそうでした。
それまで人に勉強を教えたこともないし、世間でいいと言われる大学もでていません。
でも結論から言うとできます!
この記事では僕が個別塾で小学生から中学生までを対象に教えていた過去の体験をもとに、そのできるという理由を伝えたいと思います。
個別塾のバイトで教えていて気づいたこと
個別塾に来る生徒の性格、特徴は様々でした。
自分で自発的に勉強する生徒、他の生徒と大声でしゃべってばかりで勉強とは関係のないことをする生徒は、時には殴り合いの喧嘩、途中退出(帰宅)に至るものもありました。
両者を同じ方法で指導すれば簡単ですが、そう言うわけにはいきません。
- 勉強方法を知っている生徒は「自分で自発的に勉強する生徒が多い」
- 勉強方法を知らない生徒は「他の生徒と大声でしゃべってばかりで勉強とは関係のないことをする生徒が多い」
それぞれでの指導方法を、以降説明します。
「自分で自発的に勉強する生徒」に対しての指導方法やコツ
こういった生徒は、自分一人で黙々と与えられた問題を解き、つまづいたところはまず解説書を見てどの部分が誤りかを調べ、それでもわからなければ講師に問う、といったルーティンを繰り返し得点力UPを図ろうとしています。
なので、目標とする点や弱点を把握している生徒が多いです。そのため生徒のわからない部分を解説することがメインであるため講師の学力はあった方が良いです。
頭が悪くてもできる?頭が悪いとはどういうことかわかりませんが、一度は経験したことのある勉強。僕たちも子供の頃に学校で先生に教わっていた経験があるのでもう一度見直せば勉強なんて分かります。
難問や奇問含めて全てわかる必要はないです。
ただ、質問に対しすぐには答えられない!と思った時もよくありました。
例えば難問の解き方を教えて欲しいといった生徒もいました。そんな時には「あ〜でもない、こ〜でもない」と生徒と一緒になって問題を解くといったことをしていました。
その日、その時間に解決できなさそうな時には僕が問題を持ち帰り調べたり、他の講師に聞くなりして解法を見つけ、後日生徒に教えていました。
このように生徒と共同作業をしてあげることで、生徒からの文句はありませんでしたし、講師自身のスキルも向上します。
「他の生徒と大声でしゃべってばかりで勉強とは関係のないことをする生徒」に対しての指導方法やコツ
こういう生徒に対しては注意するも言うことを聞きません。最初はどうすれば良いかわからず、しかも真面目に勉強している生徒からもクレームもあり途方にくれる日々。
....エピソード〜
ある時、生徒同士で騎士団が好きだという話をしていたのを聞いて「お!?こいつら騎士団好きなの?」そう思い、僕も騎士団に関することをその生徒に話掛けました。
すると、生徒が「先生も好きなの?」と返答してきて、まぁ少しくらいなら大丈夫だろうと、そこから勉強には関係ない騎士団の話を周りの生徒も巻き込んでしていました。
生徒の帰宅時間も迫ってきたので騎士団話を切り上げ、僕がその生徒に「そろそろこれだけ(問題1問)でもやって帰ろうか」というと、、、すんなり受け入れ一緒に問題を解いていました。「こいつの勉強する姿初めて見た!」と少し驚いたのを覚えてます。
〜
これってこの生徒の成長ですよね。
全くしなかった勉強をしたのですから。
また、勉強の仕方もわかってないんだなということも判明。
…その後、この生徒は塾が空いていれば、希望曜日以外の日も通って勉強するようにもなっていました。
個別塾で講師として教えるのに必要な指導方法を発見
個別塾で教え続ける中で、僕なりの指導方法を見つけました。
まず個々の生徒がどの類に当てはまるのかを把握しそれぞれで指導方法を分けます。
A.自分で勉強できる生徒の場合
勉強方法を知っているので
①課題を与えて問題を解かせる
②解き方を教える
①②の繰り返しで得点力UPを狙う。
B.勉強しない生徒の場合
勉強方法を知らないので
①信頼関係を結ぶ
②一緒に勉強する(共同作業で問題を解く)
③自分で勉強できるようになる→A.自分で勉強できる生徒
まとめ:結局、個別塾の講師のバイトは頭が悪くてもできるの?
冒頭でも言いましたが、「できます!」。
教えることが塾講師の仕事である以上、生徒からの質問や疑問に対し答えなければなりません。
しかし適切な回答を即答できない場合は、その旨を説明し後日に回答するなど方法はいくらでもあります。
講師の学力が必要かどうかとは無関係です。
また、生徒の個別塾に通う理由は1つです。「成績を伸ばしたい」これだけ。
最初から塾に遊びに来ようと思ってくる生徒はいません。
なので、生徒一人一人ときちんと向き合い、それぞれの特性をつかんだ上でその生徒にあった指導をすることが大切です。