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バスケ審判のジェスチャーってどんな種類があるの?
どうやればいいの?
初心者審判のこんな疑問に答えます!
バスケ審判をやっていくにあたり、ファールやバイオレーション、プレーヤーの番号などのジェスチャーを覚えることは必至です。
結論を言うと、ジェスチャーを理解するのであれば本記事で紹介するジェスチャーを理解するだけでOK!
なので、この記事を読めば、バスケの審判をやろうと思う人(初心者)が、バスケ審判として必要なジェスチャーを理解する事ができますよ。
(練習)試合のたびにいつでもみれるよう、ブックマークしておくことをオススメします!
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はじめに|2020年の競技規則変更点は?
はじめに、2020年の競技規則の変更点について少しだけ解説します。
バスケ審判のジェスチャーにフォーカスすると、2020年の変更点はありません。
ですから、ここで解説するジェスチャーについてはこれまでと同じです。
ではどのような変更があったのかと言うと、ポイントは以下のとおりです。
- ヘッドコーチなどの呼称変更
- スコアシートの記入方法変更
- ユニフォームの規定
- タイムアウト・交代の規定変更など
審判として、ゲームを円滑に進めていくためにも目を通して理解しておいてくださいね。
以下競技規則内にて黄色のマーカー箇所が変更点となっています。
ではこれから、バスケ審判ジェスチャーについて解説していきますね。
パーソナルファウル
選手同士の不当な接触があった場合の、ファウルに対するジェスチャーです。
パーソナルファウルは、頻繁に起きるものですからしっかりと覚えておいてくださいね。
パーソナルファールさえきちんと押さえておけば、ほぼファウルジェスチャーはマスターしたも同然ですよ。
ホールディング
相手プレーヤーの自由な動きを妨げるような不当な接触があった場合のファウルジェスチャーです。
からだのどの部分を使ってもホールディングとなります。
例えば、手で相手プレーヤーを掴んだり、からだで押さえ込んだり、両腕で抱きかかえたりする行為です。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「手首を握って下げる」
ブロッキング/イリーガルスクリーン
相手チームの進行を妨げる不当なからだの接触があった場合のファウルジェスチャーです。
①ブロッキングの例は、オフェンスの進行に対してディフェンスが遅れて入ってきて、体などをぶつける不当な接触のことです。
②もう一つはスクリーン時によくある接触です。
スクリーンを避ける選手に向かってからだをぶつけてしまった時も、ブロッキング(イリーガルスクーリン)です。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「両手を腰にあてる」
注意ポイント
ブロッキングとチャージングは表裏一体です。
その判断は非常に難しく僕も判断に迷った時があります。
でも、ポイントとして以下を基準に判断するとわかりやすいです。
オフェンス、ディフェンスどちらのプレーヤーが先にその位置を占めていたか。
オフェンスの進行を妨げるように、そこにオフェンスが遅れて相手プレーヤーのからだにぶつかった場合はプッシングです。
プッシング
プッシングは、相手プレーヤーを体やその一部で無理に押したりした場合のファウルジェスチャーです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「両手を広げて手を前に押し出す」
チャージング
無理な進行で相手プレーヤのからだにぶつかった場合のファウルジェスチャーです。
ただし、ここではオフェンスのプレーヤーがボールを保持している場合のジェスチャーの解説です。
ボール保持していない場合は「プッシング」のジェスチャーになります。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「握った拳で手のひらを叩く」
注意ポイント
ブロッキングとチャージングは表裏一体です。
その判断は非常に難しく僕も判断に迷った時があります。
でも、ポイントとして以下を基準に判断するとわかりやすいです。
オフェンス、ディフェンスどちらのプレーヤーが先にその位置を占めていたか。
先にディフェンスが場所を占めていて、そこにオフェンスが遅れて相手プレーヤーのからだにぶつかった場合はチャージングです。
ハンドチェッキング
プレーヤー(オフェンスやディフェンス)の悪い手や肘、腕に対する不当な接触があった場合のジェスチャーです。
そのまま放っておくと、ラフプレーにつながるようなプレーとして整理された比較的新しいファウルです。
ディフェンスプレーヤーが、ボール保持するプレーヤーに触れ続けるたり片手でも肘が伸びた状態で触れるなど。
(ミニバスでは特に多いですね)
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「一方の手を広げて前に押し出し、反対の手はその手首を握ります」
イリーガル・ユース・オブ・ハンズ
手を不当に使った場合のジェスチャーです(以前はハッキングと呼ばれていました)。
ドリブル中のプレーヤーに対し、ディフェンスがボールカットに行くタイミングで起きやすい接触です。
また、ボールを持っていなくても、ディフェンスプレーヤーの手などで相手の動きを邪魔するといったことも、イリーガルユースオブハンズとなります。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「一方の手で反対側の手首を叩く」
ショット動作中のプレイヤーの腕や手に対するファウル
ショットのタイミングで起きるファウルのジェスチャーです。
レイアップシュートなど、ディフェンスと接触しやすい状況では頻繁に起こります。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「一方の手で反対側の全面手首を叩く」
ファウル
肘を過度に振り回した場合のファウルジェスチャーです。
(アンスポもしくはテクニカル対象となるファウルです)
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「肘を振る」
頭を叩くファウル
誤って頭を叩いた場合のファウルジェスチャーです。
リバウンドに行った時に、振り下ろした手が誤って相手の頭を叩いた場合などです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「頭に触れる」
ボールをコントロールしているチームのファウル
オフェンスチャージなど起きた場合のファウルジェスチャーです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「ファウルをしたチームのバスケットに向かって拳を突き出します」
ショット動作中のプレイヤーに対するファウル
ショット動作中のプレイヤーに対するファウルジェスチャーは、その場でフリースローの数を示さないといけません。
例)レイアップシュート → ディフェンスの手が不当に接触してファウルとなった。
➡︎ ファウル!「(笛)ピッ!」「握った拳を上げる」→「そのまま指2本を立てる」
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「フリースローの数を示す」
ショット動作中ではないプレイヤーに対するファウル
ショット動作中ではないプレイヤーに対するファウルジェスチャーは、その場で床をさし示さないといけません。
例)ドリブル中 → ディフェンスプレーヤーが不当にぶつかってファウルとなった。
➡︎ ファウル!「(笛)ピッ!」「握った拳を上げる」→「床を指し示す」
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「床をさし示す」
フッキング
只今調査中です。
ダブルファウル
両チームのプレーヤーが、同タイミングで(パーソナル)ファウルをした時のファウルジェスチャーです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「両方の拳を握って上げ左右に振る」
テクニカルファウル
選手やベンチにいるコーチなどの言動(振る舞い)や暴力行為などに対するファウルがあった時のファウルジェスチャーです。
例えば、テクニカルファウルは選手の場合だと以下の行為ががよく見られます。
・相手チームのプレーヤーに対し悪口や挑発する行為。
・わざと肘を激しく振り回す(→当たればアンスポ)。
・バスケットを通過したボールに故意に触たりなどゲームの進行を遅らせる遅延行為など。
コーチなどの場合だと、選手に対して暴言を吐く行為などがあった場合などは比較的新しい規則です。
ほんの一例ですが、僕が見たり体験したテクニカルファウルです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「両手でT型を示す」
※タイムアウトジェスチャーと似ていますので注意です!
アンスポーツマンライクファウル
過度な体の接触があった場合や、正当なプレーとは判断できないファウルがあった時のファウルジェスチャーです。
例えば、カウンター攻撃などにおいて後ろからユニフォームを引っ張ったりする行為がアンスポーツマンライクファウルです。
最近の規則では、4Q残りの2分でアウトオブバウンズからのスタートにおいて、ボールが審判かスローインプレーヤーが保持している時に、コート上でディフェンスプレーヤーによるファールがあった時にはアンスポーツマンライクファウルです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「手首を握って頭上に上げる」
ディスクォリファイング・ファウル
プレーヤーやベンチなどによる、特に悪質でスポーツマンシップに反する行為のファウルジェスチャーです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「両手を握って上げる」
フェイクファウル
ファウルに見せかける(欺く)偽装的なプレーによるファウルのジェスチャーです。
これはオフェンス・ディフェンス共に適用されます。
当たってもいないのにわざと(ファウルにみせかけ)転んだりすることです。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「片方の手のひらを招くように前の腕を2度上げる」
ファウル後のテーブルオフィシャルズ(TO)へのレポート
ファウルが起きた場合、テーブルオフィシャルズ(TO)へのレポート(報告)が必要です。
そのレポート(報告)とは以下3ステップ。
step
1ファウルしたプレーヤーの番号を伝える
step
2どんなファールをしたのを伝える
step
3次のプレイはどのチームなのか、もしくはフリースロー数を伝える
また、レポート(報告)にはジェスチャーだけでなく、同時に言葉での伝達も必要ですので忘れないでくださいね!
以降、上記ステップ3の「次のプレイはどのチームなのかもしくはフリースロー数を伝える」ジェスチャーを解説します。
フリースローがない場合
ショット動作中ではないファウルの場合のジェスチャーで次の攻撃方向を示します。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「攻撃方向を指で指し示す」
オフェンスファールの場合
オフェンスチャージの場合のジェスチャーでで次の攻撃方向を示します。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「攻撃方向を握り拳で示す」
フリースローがある場合
ショット動作中で起きたファウルの場合のジェスチャーはフリースロー数を示します。
この場合の審判のジェスチャーは以下の通り
「フリースロー数を指で指し示す」
フリースロー時のジェスチャー
フリースローにおける審判のジェスチャーです。
リード審判、トレイル審判で動作がありますので解説していきます。
リード審判
リード審判は、制限区域に踏み込んでフリースロー数をジェスチャーします。
同時に言葉でも選手に聞こえるように伝達します。
リード審判のジェスチャーは以下の3通りです。
「腕を前に伸ばしてフリースロー数を示します」
トレイル審判
トレイル審判は、フリースローラインの延長上に立ちフリースロー数をジェスチャーします。
トレイル審判のジェスチャーは以下の3通りです。
「腕を上に上げてフリースロー数を示します」
バイオレーション〜トラベリングや5秒などルール違反〜
バイオレーションはバスケットボールをする上でのルール違反です。
ダブルドリブルやトラベリング、オーバータイムといったものなどがあります。
ゲームクロックを止める場合、バイオレーションはファウルとは異なり手を握って上にあげます。
トラベリング
ゲーム中、観客やベンチなどから「歩いた!」と聞いたことがないでしょうか?
プレーヤーが、規則で定められている範囲を超えてステップを踏んだ場合に対する違反です。
その時のジェスチャーは以下の通りです。
「両腕を回転させる」
ダブルドリブル(イリーガルドリブル)
ゲーム中、観客やベンチなどから「持った!」と聞いたことがないでしょうか?
ドリブルが終わり(両手で保持)、再度ボールをドリブルしたときの違反です。
その時のジェスチャーは以下の通りです。
「両手でドリブルする振り」
イリーガルドリブル(キャリイングザボール)
ボールの下半分(ボールを地球に見立てて南半球)を持ってドリブルした時の違反です。
その時のジェスチャーは以下の通りです。
「手のひらを上→下を繰り返す」
オーバータイム(3秒・5秒・8秒・24秒)
制限区域や、アウトオブバウンズ、ショットクロックなどで決まっている時間オーバーに対する違反です。
その時のジェスチャーは以下の通りです。
バックコートバイオレーション
一度フロントコートに入ったボールを、再びバックコートに戻す違反です。
その時のジェスチャーは以下の通りです。
「床を指さし腕を動かす」
キッキング
ボールを足で扱う違反です。
ボールをわざと蹴ったり止めたりすること
その時のジェスチャーは以下の通りです。
「足を指さす」
交代やタイムアウト・得点など
ファールやバイオレーションだけではなく、バスケ審判はあらゆる場面でジェスチャーによる伝達を行わなければなりません。
選手、観客やベンチ、TOにも的確に伝わるようにはっきりと自信を持って行なってくださいね。
ゲームクロックを止める/動かす
ファールやバイオレーション、アウトオブバウンズなどでゲームクロックを止めたり動かしたりする場合のジェスチャーです。
ゲームクロックを止める場合は笛を吹くのと同時に行なってください。
その時のジェスチャーは以下の通りです。
得点が入った時
得点が入った時のジェスチャーです。
フリースローやツーポイント、スリーポイントで得点した場合のジェスチャーです。
スリーポイントで成功した場合は、トレイル審判が両腕を上げることとなります(リードは3本指で片腕を伸ばしたまま)
交代・タイムアウト
交代やタイムアウトの請求があった場合のジェスチャーです。
交代時は笛も同時に鳴らします。
ショットクロックを止めた時など、TOに注目して逃さないようにしてください。
交代のジェスチャー
「前腕を交差(笛)→招き入れ」
タイムアウトのジェスチャー
「T形を人差し指で示す」
※テクニカルファウルのジェスチャーと似ていますので注意です!
得点を認めない時
(ゲーム終了など)笛が鳴ったあとのショットで入った時や、バイオレーションのあとのショットの成功などで、得点を認めない場合のジェスチャーです。
「両腕を交差させる動作」
ヴィジブルカウント
アウトオブバウンズからのスローイン時に(5秒)計測するジェスチャーです。
そのほか(フリースローシューターなど)の計測ではジェスチャーは不要です。
「手のひらを動かす」
コミュニケーション
相手審判、TOとの「準備確認」のジェスチャーです。
いずれかが準備できていないままゲームが進行してしまうと、円滑に不備のないゲームはできません。
「親指を立てる」
ショットクロックのリセット
ショットがリングに当たった時、またはショットが成功した時などTOに伝達する時のジェスチャーです。
「人差し指を伸ばして手を回す」
次の攻撃方向を示す
ボールがラインから出てしまったり、トラベリングなどでゲームクロックを止めた場合に、次の攻撃方向を示すジェスチャーです。
たまに方向を間違えることはありますが、同時に声出し(青ボール!とか)も行うと間違いも減りますよ。
「攻撃の方向を指す」
ヘルドボール
オフェンスとディフェンスの両選手が同時に、両手でボールを支え持った場合のジェスチャーです。
笛も同時に鳴らします。
ジェスチャーは以下3段階のステップです。
「ゲームを止める(笛)→両手の親指を立てる→アローに従い攻撃方向を指す」
プレイヤーの番号
僕がバスケ審判資格をとったあとに「0番/00番」や「16番」以降のジェスチャーが規則に追加されました。
「0番から15番」までは割と単純ですが、「16番」以降は2段階のジェスチャーになるので、焦らないようにしてください。
「16番」以降のジェスチャーは、、、
step
1片手で手の甲を見せて十の位を示します。
step
2一の位の数字を(片手もしくは両手)示します。
まとめ
今回は、バスケ審判として必要なジェスチャーをご紹介しました。
たくさん覚えることがあるように見えますが、まずは理解さえしておけばOKです。
あとは、実践を繰り返すだけで体が覚えてくれます。
その実践も簡単で、バスケット審判を最速で上達できる秘訣は...【真似することです】
これだけで、あっというまに上達しますよ。
さらに、技術的なファウルなどは、以下のリンクで詳しく書かれていますのでご覧ください。
参考バスケ審判でファールの基準が分からない!〜これさえ読めば分かる!あとは実践ですね!!〜
もっと詳しく知りたい方は、下記ルールブックで理解を深めましょう!
\バスケ審判をやるなら絶対持っておきたい1冊!/