バスケのトラベリングといっても種類は多いけど、僕がよく見逃すトラベリングは、
オフェンスを抜く状況下でよく見るピボットフットが床から離れた後にドリブルをする
いわゆるボール突き出しの遅れによるトラベリングです。
最初にバスケ審判の資格を取得したころは、ファウルが取れない...と悩んでいましたが、少しづつ慣れてくると今度はトラベリングが難しいなあ、と思ってきました。
僕も含めバスケ未経験者からすると
「トラベリングって3歩歩いたらダメなんでしょ、簡単!」
と意識していますよね。でも実際のゲームの中ではそんな簡単で初歩的なトラベリングはなかなかお見受けできません。
それよりもよくあるのがボール突き出しの遅れによるトラベリングだったんです。
じゃ、どうやったらそのボール突き出しの遅れによるトラベリングを見抜けるようになれるのかを僕の経験から解説していきたいと思います。
こんな方におすすめ
- バスケ審判初心者の方
- 突き出しが遅れるトラベリングを取るのがが苦手な方
※ここで書いていくトラベリングはゼロステップとかややこしいことは抜きです。あらためて記事を書いていけたらと思います。
突き出しのトラベリングを見抜く感を養う
こんなことを所属チームの監督に相談しました。
監督:「慣れていくしかないですね...」
雑っ!!でも本当にこれしかないんですよ。
僕が慣れていくためにやったことをこれから解説していきます。
動画や観客として見るときにトラベリングに集中!
とにかく動画や観客としてゲームをたくさん見て、ファウルやその他バイオレーションはスルーしてとにかくボールを持つ選手一人一人のプレーに対してトラベリングを疑って見ていました。
最初はボールの突き出しが先になっているのかわからなかったので動画ではスローモーションにしながら確認するも本当に微妙なタイミングで軸足が床から離れていて、その微妙なタイミングを実際のコートで判断出来るかといったら「無理だろ〜」と思っていたころもありました。
でも不思議なことに、動画や観客としてトラベリングのみに集中し繰り返し見続けていると、次第に「あやしい...トラベリング?」と思えるようになってきました。
ということはトラベリングに対する目が養えてきたということでしょうか。
とにかくコートに立って審判をする!
そして実際にコートに立ち、今度は動画を見ていたように他のプレーはスルーできませんので、いつものように審判するのに加えてトラベリングを意識します。
なんとなくですけど、
「あ!突き出しのトラベリング?!」
という一瞬のプレーを判断でき、自然に笛と手を上げる動作を起こせていたのです。
突き出しのトラベリングは微妙です
もしかすると、間違っていたのかもしれませんが、ベンチやもう一方の審判の方からも何もクレームもなく、試合後に相手審判にも確認すると「あれは、トラベリングです」とお墨付きをいただきました。
特に微妙なプレーというのは、個々の審判の素質にも関わると思います。
もちろん、ベンチや観客にとっても微妙なプレーに対する絶対的な判定は不可能なので、コート上にいる審判の判断が正しくなるのです。
なぜなら選手に一番近い距離、間合いで見ているからです。
なのであなたのゲームでのプレーに対するジャッジというのは自信を持つということが大切だと思います。
間違って笛を吹いてしまった場合
突き出しのトラベリングに限っては、間違って吹くことはあまりないと思います。
というよりも、先ほども言いましたがそれが間違いかどうかなんてベンチや観客も判断できないと思いますし意見もバラバラだと思います。
そういった微妙な判断はコート上の審判に委ねられます。
何度も言いますが、大事なのはあなた(審判)のジャッジには絶対的に自信を持つことが大事です。
バスケ審判をしていく中で間違いは誰にでもありますので、あなたが成長するための教訓だと思って、その間違ったことを改めれば良いだけです。
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まとめ
ボール突き出しの遅れによるトラベリングについて解説していきましたが、最初は誰でも判断できません。
大事なのはその感覚に慣れることです。
ポイント
動画やゲームを見てトラベリングに対する目を養うこと
コートに立って実践を繰り返す
審判のポジションどりもうまくなる
そうすることで、さらにボールを持つ選手一人一人のプレーをしっかり見るという癖が付いてきてそのほかのバイオレーションであるダブルドリブルもジャッジできるようにもなります。
ルール改正等もありトラベリングは難解です。
トラベリングを語らせれば何時間でも話せるという審判員もいるほどです。
今後、ゼロステップなどややこしいトラベリングといった記事も書いていきたいと思いますので楽しみにしていてくださいね。